高田商は56年ぶりの甲子園まであと1勝だったが、最後に力尽きた。序盤から大量リードを許す苦しい展開。

それでもあきらめなかった。9回1死二、三塁で主将の大住康真捕手(3年)の二塁打で2点を返し、さらに小池直(すなお)内野手(3年)の適時打で粘った。3年生の意地に、赤坂誠治監督(42)は「下級生たちにいい姿を見せられた」とねぎらった。