高校日本代表の西純矢投手(3年)が6回1失点の快投で勝利に導いた。踏み込んでくる相手に対して内角をうまく攻め、フォークボールも有効。2回に2失策で先制されたが、我慢強く援護を待った。

南アフリカ戦の2発8打点のあとは救援、救援、先発と怒濤(どとう)の3連投。石川と並ぶ1次ラウンドMVPだ。「たくさん使ってもらっているので感謝しかない。次も自分らしい投球をしたい」と笑顔だった。

◆西純矢(にし・じゅんや)2001年(平13)9月13日、広島県生まれ。阿品台中2年夏に全国優勝。3年時に「NOMOジャパン」に選出された。巨人高田萌生にあこがれ岡山の創志学園へ進学。1年春からベンチ入り。2年夏の甲子園では創成館から16三振を奪い完封。184センチ、85キロ。右投げ右打ち。家族は母と弟。