左翼守備に就いていた西純矢投手(3年=創志学園)のスーパープレーがチームを救った。

2-2の9回裏、2死一、二塁で日本はサヨナラ負けのピンチ。ここで、宮城がキム・ジチャンに左翼線へ安打を打たれた。二塁走者のカン・ヒョンウは三塁を蹴り、一気に本塁生還を狙った。

勢いよく転がった打球は左翼線へ。これに対し、西が猛スピードで追いかけ、ファウルゾーンに入った直後、回り込むようにして捕球し、そのまま本塁へ返球した。ワンバウンドで返し、クロスプレー。カン・ヒョンウは足から滑り込んだが、アウトの判定だった。

韓国はリプレー検証を要求。判定は覆らず、延長戦へ。最速154キロ右腕の好守が、日本をサヨナラ負けから救った。