秋季高校野球福島県大会の組み合わせ抽選会が6日、須賀川市内で行われ、今夏の甲子園に出場した聖光学院が、いきなり学法石川と激突する可能性が出てきた。2回戦から登場の聖光学院は、学法石川が1回戦を突破すれば対戦となる。

昨年11月に就任した学法石川・佐々木順一朗監督(59)は、仙台育英(宮城)時代に甲子園通算29勝。かたや聖光学院・斎藤智也監督(56)は24勝と、ともに高校球界を代表する名将。抽選会前には10分以上話し込むなど気心知れた仲だ。対戦が実現すれば、福島では初対決となる。

秋4連覇中の斎藤監督は「いずれは当たらなきゃならない相手」とどっしりと構える。佐々木監督は「聖光とはやりたかったけど、まずは喜多方としっかり戦うことが全て。新チームの合言葉は『覚醒』なので、選手にとって目が覚める組み合わせでしょう」と笑った。13日に開幕し選手宣誓は修明・藤田仁主将(2年)が務める。【野上伸悟】