高崎健康福祉大高崎(群馬3位)が初優勝を果たし、11月の明治神宮大会への出場を決めた。

背番号11の191センチ右腕・橋本拳汰投手(2年)が公式戦初先発初完封。投球の9割前後が直球ながら、山梨学院打線に的を絞らせず6安打に封じた。最速140キロをマーク。「素直にうれしいです。チームとしても、群馬3位からの下克上を狙っていたので」と喜んだ。

三重・桑員(そういん)ボーイズ時代には日本代表「NOMOジャパン」に選ばれ“東海のダルビッシュ”とも呼ばれた逸材が、ようやく高校で表舞台に立った。青柳博文監督(47)は「精神的な甘さがあったが、ようやく自覚が出てきた。全国で勝つにはエースの下(しも)だけじゃ難しい。もう1人、というところで非常に大きな試合になった」と“上州のダルビッシュ”となる可能性を秘めた大型右腕の台頭に、手ごたえを感じていた。