41年ぶり2度目の出場となった倉敷商(岡山)が延長10回タイブレークで力尽きた。

5回無死一、三塁からリリーフした左腕永野司投手(1年)が9回まで4四死球も無安打無失点にしのぎ、延長戦に持ち込んだ。

だが、無死一、二塁から始まるタイブレークで崩れた。先頭の2番打者に投手へのゴロを打たせた永野は併殺を狙ったが、二塁へ送球を二塁手が捕れず外野にそれた(記録は二失)。その間に1点を勝ち越された。「焦ったというか、やってしまった。切り替えないといけなかった。(最後は)腕が振れなかったのかなと思います」。疲れも見えた永野はその後、押し出し死球、満塁本塁打を許し一気に6点を失った。その裏、無得点に抑えられ1回戦で敗退した。