日本高野連(大阪市)が6日、今年の仕事始めを迎えた。今春のセンバツ(3月19日開幕)から、「高野連が主催する大会で1人の投手の1週間での総投球数を500球以内にすること」が適用される。

センバツではバックスクリーンに投手の投球数を表示するなど、誰にでも分かりやすくする取り組みが進んでいるが、各都道府県での運用などの整備などには時間がかかりそうだ。小倉好正事務局長(61)は「今年は新たな取り組みをする年。各都道府県から質問や課題を出していただいて、今後も運用の仕方を協議し、サポートしていきたい」と話した。

21年以降も「選手の障がい予防が第一」と改革を進めていく。21年以降に向けて、決勝戦でのタイブレーク導入やベンチ入り選手の数などあらゆる角度から検討を行う。小倉事務局長は「まだ何も決まってはいない。スタートラインに立ったくらい。各都道府県の高野連の意見も聞きながら、時間がかかるものもあるかもしれないが、意見を一致していきたい」と、積極的な議論を行う考えを明かした。