日本高野連と主催の朝日新聞社は20日、第102回全国高等学校野球選手権大会の運営委員会をウェブ会議で行い、8月10日から開幕予定だった甲子園大会と、49代表校を決める地方大会の中止を決定した。

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龍谷大平安(京都)原田英彦監督 (大会中止は)やっぱり残念ですね。できればギリギリまで考えて(開催)結果を伝えてほしかった。ただ、今の社会情勢を考えるとやむを得ない。高野連さんが非常に頑張ってくれたのもわかる。中止になることで、ここまでの影響力があるということは、高校野球は、これまでのスポーツ文化の中で、非常に大きな役割を果たしていたと思う。中止の判断は、非常に重い。これから選手たちにも話すことになる。子どもたちは諦められないと思います。でも、やっぱり今回はキッパリと諦めないといけない。私たちより苦しんでいる人たちは世界中にいる。医療従事者のみなさん、会社が倒産した人、いろんな人がいる。そのことを子どもたちにも伝えて、諦めさせないといけない。それが次の目標に向かって切り替えていく手段。先に進むには、そうするしかない。