南北海道“1位”は譲らない。北海道高野連が12日、独自開催の「夏季北海道高等学校野球大会」の日程を発表した。

地区大会は7月11日の函館、室蘭を皮切りにスタート。南北海道大会(札幌円山)は8月3日から、北北海道大会(旭川スタルヒン)は同5日から開催され、いずれも各地区代表16校で争う。試合は無観客で行われる。昨秋全道決勝で白樺学園に敗れた札幌日大は、南大会で頂点を狙う。

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北海道高野連が、例年の全国選手権南北北海道大会と同様に、南北はいずれも16代表で競うことを決めた。横山泰之専務理事(45)は「各地区の意見を集約した結果、16校での開催を望むものがほとんどだった」と説明した。

感染拡大防止対策として、南大会は函館、北大会は十勝、北見、釧根と名寄の一部を除き、原則日帰りで移動は貸し切りバス、宿泊する場合も個室、個別の食事にするなど確認事項が盛り込まれた。同専務理事は「開催にはこぎつけたが、あくまでも選手の健康が最優先。万全な体制で開催できるようにしたい」と話した。なお軟式の全道大会は7月28~30日、釧路市民で開催。7地区の代表が出場し、札幌、函館、空知は地区大会で代表を決める。