秋田商は湯沢翔北との延長11回タイブレークに及ぶ死闘を制した。15年の優勝以来、夏は5年ぶりに4強入り。由利は17安打14得点の猛攻でコールド勝ち。

20日の準決勝には昨秋4強のシード校すべてが勝ち残り、能代松陽と秋田商、ノースアジア大明桜と由利が、決勝を懸けて激突する。

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由利は猛打で再逆転し、2年ぶり4強を決めた。先制後に満塁弾を浴び、追う展開になったが、5回に一挙5点とたたみかけた。

以降も毎回加点し8回コールド。大黒柱の4番佐藤哲矢捕手(3年)が「打ち勝てて良かった」と3安打2打点でけん引し、さらに5投手を巧みにリード。昨年は救援することもあったが、今夏は登板がなく「キャッチャーだけの方が、いろいろ考えられるし楽ですね」と笑った。