北照は一昨年9月、昨年7月の2度に渡る左肘手術を乗り越えた左腕・沖元涼(すずか)投手(3年)が9回途中から公式戦初登板した。

「高校入学からこういう舞台で投げたかった。いつでもいける覚悟でいた」。9、11回に1点ずつ失ったが、故障で苦しんだ日々を思い起こし「勝つために頑張ってきた。あそこで楽しめなければ意味がない」。目標の南北海道大会3連覇へ、頼もしい背番号10が戻ってきた。

▽北照・斎藤優斗主将(3年)「初戦の難しさもあり、自分たちのプレーがまだできていない。(公式戦初登板の沖元について)1年生から投げられていなかったので自分としても楽しみでした」

▽北照・上林弘樹監督(41)「沖元もよく投げたし、守りも(10回に補殺を記録した)山崎(昂大中堅手=3年)がセンターからよく投げてくれた」