昨夏京都大会準優勝の京都国際が、京都成章に完封負けを喫した。今秋ドラフト候補の早真之介外野手(3年)と釣寿生捕手(3年)は、相手の好投を前にともに3打数無安打に終わった。

0-0の3回2死一、二塁で3番早に打席が回ったが、二ゴロに打ち取られた。「相手のピッチャーが向かってくる気持ちに、受け身になってしまって、積極的なスイングが出来ないところがあった」。高校通算29本塁打の好打者も、持ち味を出せなかった。

釣は2人の投手をリードし、5回まで無失点に抑えるも、6回1死から4連打を浴び、2点を失った。高校25本塁打を誇る釣も、2三振を喫し3打数無安打に抑え込まれた。

早は「この試合で悔しい思いをした。プロで活躍することが目標なので、甘い気持ちで練習していては駄目。気合を入れていきたい」と、悔しさとともに次のステージに目を向けた。早と釣はともにプロ志望届を提出する方向で、この日は阪神、巨人のスカウトが視察した。高校野球生活は終わったが、2人でのプロ入りという次の目標を目指す。