浜松開誠館は、3-2で掛川東に競り勝ち、1998年(平10)の創部から23年目で初の夏8強入りを果たした。準々決勝は、26日に行われる。

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最速146キロ右腕・長屋竣太投手(3年)が、逆転勝利を演出した。2点を追う2回から登板し、粘り強い投球で掛川東に追加点を許さなかった。「打者を見ながら、変化球や直球を使い分けて、打たせて取る投球を心がけました」。1年秋までは二塁手。打撃でも貢献し、4回2死二塁で、中前への同点適時打を放った。8強入りでチームの歴史を塗り替えたが「自分たちは負けず嫌いが多く、歴史には無頓着。負けたくないので、次も勝ちます」。準々決勝の相手は、昨夏4強の島田商。貪欲に勝利を目指し、伝統校に向かっていく。