東海大甲府が昨秋4強の日本航空を下した。

先発した亀井康生投手(3年)が、7回まで投げ無失点に抑えた。ストレートとチェンジアップの緩急をつけた投球で「初球からどんどん打たせてリズムをつけた」。3日の初戦でも先発し3回無失点。「前回から確実に調子が上がってきている」と手応えを得た。

公式戦は今大会が初めての出場。スタンドには石川県から応援に駆けつけてくれた両親の姿があった。距離をつなぐのはLINE。母は試合前に短文、父は試合後に長文でメッセージを送ってくれる。

背番号1は「両親に、いい姿を見せることができた」と笑った。大会前に明かした「恩返し」を胸に、準決勝でも腕を振る。