82年夏以来38年ぶりに甲子園に出場した帯広農(北北海道)が、昨秋明治神宮大会準優勝の高崎健康福祉大高崎(群馬)を破り、甲子園初勝利を挙げた。

2回表2死二、三塁、9番谷口純也(2年)の右前適時打で2点を先制、3回1死三塁から4番前田愛都のスクイズで3点目。4回を終えた時点で、プロ注目の左腕、下慎之介(3年)をマウンドから引きずり降ろすと、3-1の5回1死二塁では、2番佐伯柊(2年)の中前適時打で、さらに1点を追加した。

守備でも3回無死一塁、5回無死一塁、6回無死一塁で併殺に打ち取るなど堅守で流れを渡さなかった。

主将の井村塁(3年)は「最後まで全員で戦ってきて、最後に勝てて良かった」と笑顔で振り返った。