俳優山田裕貴(29)が16日、甲子園高校野球交流試合で高崎健康福祉大高崎(群馬)に勝利した帯広農(北海道)を祝福した。昨年放送されたNHK連続テレビ小説「なつぞら」に登場した十勝農業高校のモデルとなったのが帯広農。山田は同校に通う小畑雪次郎を演じた。

「帯広農業高校の皆さん、学校創立100周年の節目の甲子園初勝利おめでとうございます」と祝福。「甲子園が開催されないと報を受けたとき、高校野球のファンとしてとても悲しくなりました。その中での球児たちの悲しみは、もう計り知れないと、なんと声を掛けたらよいのか言葉をなくしました。ですが、こうして原則無観客でも交流試合が開催されたこと、本当にうれしくなりました」と思いを明かした。

そして「いつもと違う甲子園の空気かもしれませんが放送を見て、球児の仲間たちにかける声がより響いているのを感じ、より仲間たちを感じられたのかなとも思います。その仲間たちと、支えてくださった皆様との勝利をかみしめて、前を向いて歩いてほしいです」。

さらに「夢の甲子園、高校野球さえ挫折した僕の夢の場でもある甲子園を躍動する球児たちをこれからも応援していきたいと思います。いつも感動をありがとう」と感謝した。

山田は小中学生の時は野球少年で、父は中日や広島で内野手として活躍した山田和利氏。