エースが試合を作った。大阪桐蔭先発の藤江星河投手は、7回7奪三振2失点の好投。得意のチェンジアップを駆使し、強力打線を相手に長打は1本も許さなかった。

長崎出身で入学時は周囲のレベルの高さに圧倒されたが、最後の夏は名門の背番号1をつけた。「自分の投球ができた。最高の相手と日本一の試合ができました。日本一の勝利だと思う」と誇らしい表情だった。