ドラフト前最後のアピールとなった舞台を、ネット裏から12球団83人のスカウト陣が視線を送った。

オリックス牧田編成部副部長は「みんなが甲子園に来てどんなパフォーマンスになるか、プロを目指しているという気持ちで来ていて、その熱意を重要視して見ました」と本気の舞台を見つめた。

印象強かった選手として、近江(滋賀)・土田龍空(りゅうく)内野手、中京大中京(愛知)・中山礼都(らいと)内野手らを挙げ「体の強さ、木製バットへの対応力が伝わりました」と振り返った。

練習会2日目の30日はシート打撃が予定されており、投手陣もマウンドに上がる。「山下(舜平大=しゅんぺいた、3年=福岡大大濠)くんは明日の中心になる選手だと思う。絵になる良い立ち姿。明日の試合形式でマウンドさばきを見たい」と153キロ右腕の甲子園登場を心待ちにした。