大阪桐蔭(大阪1位)が序盤の猛攻で長田(兵庫3位)を下し、来春センバツ出場に前進した。25日の準々決勝を突破すれば、2年連続のセンバツ切符(20年春は中止)が有力となる。次戦は、天理(奈良1位)-乙訓(京都2位)の勝者と対戦する。

初回から打者9人の猛攻。相手の失策も絡んで1死二、三塁とし、4番池田陵真外野手(2年)の犠飛で先制。2死となったが、そこから四球を含む3本の長短打を集め5点を奪うビッグイニングを作った。2回にも3点を加点。西谷浩一監督(51)は「1回にうまく点が取れて優位に運べたけど、バッティングはまだまだ打たされている感じでした」と反省。相手の先発右腕の投じる大きなカーブを捉えきれない場面もあり、3回以降は1安打無得点となったが、序盤の攻撃で大勢が決した。

投げては5投手の継投で3安打完封リレーし、指揮官も「みんな特徴を出してくれたと思う」。エースナンバーを背負う150キロ左腕・松浦慶斗投手(2年)が先発し、投じた全28球が直球。「まっすぐで強く押せたのが良かったと思います」と手応えを感じた様子。2回を2安打無失点に抑えた。

3番手で5回に登板した154キロ右腕の関戸康介投手(2年)は1回無安打1四球で無失点だった。