神戸国際大付（兵庫1位）が京都国際（京都3位）に競り負けた。兵庫2位・東播磨、同3位・長田が1回戦で敗退しているものの、ベスト4を逃したため、来春のセンバツ出場は微妙な状況だ。

序盤の大量6失点が最後まで響いた。大黒柱の右腕・阪上翔也（2年）が右肘に疲労性の炎症を起こし、登板を回避せざるを得ず、3番センターで出場。代役の先発の1年生中辻優斗が乱調で初回に与四球3、被安打2で2失点。2回は1死も取れずに降板し、2番手の加門虎太朗（2年）も流れを止められず、4点を失った。

青木尚龍監督は「何やってんねんって感じです」と苦笑いで試合を振り返った。3、5、7回に1点ずつ返し、8回に2点と1点差に迫ったが「最初に6点取られると、選手は“何とかせんと”と焦ってしまって…。意地でも追いつこうと、バントで送って1点ずつ、ボディーブローのように返していったんですがね」と説明。ビハインドが大きすぎた。

センバツ出場は微妙となった。青木監督は「阪上の状態をまず良くすること。それと彼に続く、彼と同じぐらいの投手をもう1枚作っていきたい」とオフの課題を掲げた。