宮城高野連は12日、来春のセンバツ高校野球(3月19日開幕)21世紀枠の県推薦校に、県3位から東北大会準Vに輝いた柴田を選出し、同校で表彰式を行った。また、東北地区全体で与えられた2枠の一般候補校には仙台育英、東北、柴田の3校と決定した。

東北大会に出場した柴田は、エース谷木(やぎ)亮太(2年)を軸とし、初戦で福島3位の学法石川を撃破すると、八戸学院光星(青森)、東日本国際大昌平(福島)、日大山形の各県1位校に勝利。決勝は谷木が1週間500球以内の球数制限に触れるため19球しか投げられず、仙台育英に1-18で大敗したが強豪を相手に快投を演じてきた。

さらに柴田は、少年野球と交流する振興活動や地域清掃、昨秋の東日本台風で被災した丸森町での災害ボランティアなどの地域貢献も評価された。

今後は12月11日に全国各地区の21世紀枠候補校(9校)が発表され、来年1月29日に3校が決定する。平塚誠監督(48)は「甲子園に招かれるようなチームを作って、選手は胸を張ってプレーしてくれた。(今後も)サポートしてあげたい」。春夏通じて初の聖地へ、最善の準備をし、吉報を待つ。【相沢孔志】