高崎健康福祉大高崎(群馬)が関東チャンピオンの実力を存分に発揮した。

21日、群馬・高崎市内の同校グラウンドで三島南(静岡)、西武台(埼玉)と変則ダブルヘッダーを行い、2連勝した。

まずは三島南戦。3回までに2ラン2発で4点を失ったが、4回、6番の高村尚杜左翼手(2年)が左翼に放った高校通算18号ソロで反撃開始。5回以降も次々と得点を重ねた。7回には打者16人で9安打10得点。結局、28安打を重ね、24-5で大勝した。

高村は6安打4打点。「(本塁打は)内の球に回って、うまく乗せられました。でも(チームの)みんな、すごいんで。良い打者がいっぱい。高めあっていけたら」と、おごることなく話した。

今秋の関東大会は4試合で51安打、8本塁打を重ね、1試合平均8得点。「打撃のチーム」として関東を制したが、この日も打線が爆発した。続く西武台戦は打ち合い。17安打を重ね、11-7で勝利した。

主将で4番の小沢周平二塁手(2年)は「全体的には振れていません。センバツに上がってくる投手は、好投手ばかり。全ての投手からホームランを打つつもりで、やっていきたい」と、選出が確実となっている来春センバツへ向け、気を引き締めていた。