大阪桐蔭が4日、日本一に向けて始動した。大阪・大東市内の慈眼寺・野崎観音を参拝後、大東市内の同校グラウンドで今年の初練習に臨んだ。昨秋の近畿大会で準優勝して、すでにセンバツ出場は確実。西谷浩一監督(51)は「久しく甲子園に出ていない感覚。2年分の思いを持って暴れたい。春夏日本一を達成できるように」と意気込んだ。

18年はロッテ藤原らを擁して甲子園で春夏連覇。19年は出場できず、昨年はコロナ禍で8月の甲子園交流試合を戦ったが真剣勝負の全国のトーナメントと無縁だった。今季は機動力を生かして粘り強く戦う。プロ注目の最速150キロ左腕の松浦慶斗(2年)と154キロ右腕の関戸康介(2年)ら好投手を軸に勝負する。

松浦が「絶対、この春、センバツ優勝して甲子園で投げて、公式戦全勝する気持ち」と言えば関戸も「春夏連覇を目標にやっています」と語気を強める。センバツVなら4度目でPL学園を抜いて大阪単独最多。歴史に挑む船出になった。