今春のセンバツ出場が濃厚な専大松戸(千葉)が、26日、松戸市内の同校グラウンドで今年初めての紅白戦を行い、エースの深沢鳳介(おうすけ)投手(2年)が秋からの成長をアピールした。

自慢の制球力でコースを突いた。キレのいい真っすぐと変化球で5回を投げ3安打無失点。「つまった打球が多く、キレがよくなっているのを実感しました」と笑顔を見せた。曲がりの大きいカーブを始め、精度がアップした変化球も披露し5三振。昨秋の関東大会では打たせてとる投球で、2試合連続となる無四球完封勝ちを収めたが、この冬は三振を奪う投球も身に付けエースとしての存在感が増した。

専大松戸は、春夏通じて甲子園初出場の15年夏は初戦敗退。深沢は「目標はベスト8入り。でも、まずは専大松戸として1勝したい」と、29日のセンバツ出場校発表を前に、聖地・甲子園での勝利を誓った。