第93回選抜高校野球大会に出場する大阪桐蔭が練習試合解禁の6日、滋賀県内で京都外大西と対戦し、大勝発進した。

中盤以降、打線が爆発し、先発野手全員安打の11安打13得点。5回1死一、三塁で藤原夏暉内野手(2年)が初球をとらえて左翼に3ランを放ち、6回にも正捕手候補の松尾汐恩(しおん)内野手(1年)が左翼への2ランで猛アピールした。それでも、西谷浩一監督(51)は「差し込まれる部分がいっぱいありました。まだまだ思うようにできなかった。結果的に点数は取りましたが、打者陣が違う学校の投手を初めて打って反応を見て、これからもうちょっとこうしていかないといけないことをやっていきたい」と手綱を締めた。

センバツの第4日第2試合で智弁学園(奈良)と対戦する。初戦の大勝負を前に投打の歯車がかみ合い、幸先よく滑り出した。