4年ぶり8強の福岡大大濠は28日、準々決勝が雨天中止となり甲子園の室内練習場で東海大相模(神奈川)戦に備えた。

約2時間、打撃やキャッチボール、ダッシュなどで汗を流して調整。試合順延について川本康平主将(3年)が「昨日の練習を見ると、具志川商業戦の影響もあって精神的、体力的に疲労が見えたので今日の順延はプラスの方向に働いたと思います」と代弁。26日に延長11回の死闘を制した具志川商戦から日にちが開き、恵みの雨ととらえた。

27日に相手投手の映像を全員で見て共有したと言い、川本主将は準々決勝へ「東海大相模さんだからという気持ちは捨てて、自分たちらしく頑張ろうと選手たちに言っています」と気合。八木啓伸監督(43)も「優勝経験もある強豪校さんですので、気持ちで引かないようにしていくのが一番大事」と強気だ。

難敵を相手に「歴史を塗り替えてもらいたいという風に思ってますので、ここを是非乗り越えていきたい」と指揮官。初の4強へ一丸で立ち向かう。