19年以来のセンバツ4強入りを果たした明豊(大分)は雨天中止となった28日、甲子園の室内練習場で練習を行った。

打撃練習や、投手陣はピッチングを行って調整した。川崎絢平監督(39)は、選手たちについて「2つ勝って、顔も充実しています。今までのことをリセットして、ここから上がるためにいろんなことを乗り越えてきたので、また一段階モチベーションが上がっているような感じです」と充実ぶりをうかがわせた。

この日に予定されていた準々決勝の智弁学園戦(奈良)は29日に行われることになり、明豊にとって今大会2度目の順延となった。

2回戦では、今大会注目の小園健太投手(3年)を擁する市和歌山に2-1で競り勝ち、勢いに乗る。初戦の東播磨戦(兵庫)、2回戦とどちらも継投で球数制限の影響は少ない。

ここまでの2試合で無失策と、守備から試合をつくり勝利を引き寄せている。

智弁学園戦に向けて、幸修也主将(3年)は「今日もいい感じで練習ができていたので、ポジティブに考えて、明日につながっていると思います。(相手は)投打ともにレベルが高いチームなので、自分たちの持ち味である守備からしっかりリズムを作って、打撃につなげられたらいいなと思います」と意気込んでいた。