中京大中京(愛知)が東海大菅生(東京)を破り、97年以来24年ぶりの4強入りを決めた。高橋源一郎監督(41)は24年前の主将だった。準決勝で24年ぶりの決勝進出をかけ明豊(大分)と対戦する。

1回表、敵失も絡め3点を先制。2回にも1点を加え主導権を握った。5回には1死二、三塁から加藤優翔捕手(3年)の2点適時打で加点した。

守っては3試合連続先発のエース畔柳亨丞投手(3年)が立ち上がりからエンジン全開。1回に148キロをマークするなど東海大菅生打線を圧倒した。5回まで無安打。6回に初安打を許したが2安打で完封した。畔柳は今大会2度目の完封。

同投手は25日の1回戦で131球、27日の2回戦で110球、この日は138球で計379球。「1週間で500球」の球数制限があるため初戦から7日目となる31日の準決勝で投球できるのは121球までとなった。

東海大菅生はエース本田峻也投手(3年)が今大会初先発。しかし1回に自らの悪送球などで3失点。打線も畔柳に抑え込まれセンバツ初の4強入りはならなかった。

明後日31日の準決勝組み合わせは以下の通り。

▽天理(奈良)-東海大相模(神奈川)

▽明豊(大分)-中京大中京(愛知)