センバツ高校野球で31日、明豊(大分)が5-4で中京大中京に勝利した。

明豊の校歌を作曲した歌手南こうせつ(72)はこの日、大分県勢として54年ぶりの決勝戦進出を決めた戦いを自宅のテレビでしっかりと見守っていた。

試合後、日刊スポーツの電話取材に応じた、こうせつは「興奮したよ、驚いた。決勝進出はまったく予想していなかったから」と声を弾ませた。「第1試合は12個の四死球を出した。それで反省をしたんじゃないかな。2回戦からは安心して見ることができた。特に守備がいい」。

4月1日が決勝戦。期待はもちろんあるが「まずは悔いなく戦ってほしい」と願った。「このチームはみんながヒーローなんです。みんなで支え合って戦っている。みんなで頑張れ」とエールを送った。

選手だけでなく、大会を無事に開催している運営側にも賛辞を送った。「コロナ禍の苦難を乗り越えてよく開催してくれた。本当に素晴らしい。神さまから、プレゼントをしていただいたみたいです」。

決勝戦は「もちろん、見ますよ」。