横浜は5回コールドで相洋に勝利し、準決勝進出を決めた。13安打で14点を奪い、逆方向への当たりも目立った。村田浩明監督(34)は「(相洋に)いい投手が4人いると聞いていた。変化球を多投していたが、球の内側をしっかり打とうと練習からやってきたことを、選手がよくやってくれた」と振り返った。

初回に打者一巡の猛攻で7点を奪い、流れをつかんだかに思えた。しかし、2回に連打を許し4失点。7-4になった2回2死二、三塁から2番手の田高康成投手(2年)がマウンドに上がり、ピンチを抑えた。

10-4で迎えた5回も着実に得点を重ね、2死三塁で安達大和外野手(3年)が初球、高めの直球を右前適時打として1点を追加し、コールド勝ちを決めた。

一塁を駆け抜けてガッツポーズをした主将の安達は「無心で浮いてきた球をしっかりたたきました。コールドだと知らなくて、普通にタイムリーだと思った。ベンチからみんな出てきて喜んでいたので、コールドだったんだと知りました」と笑って明かした。

あと1勝で、関東大会出場が決まる。大会を通じて「つながってきたと思う。打線だけでなく、守備もつながる意識が出てきている」と手応えを口にする。

エースの金井慎之介投手(3年)は「3番・左翼」でスタメン出場し4打数1安打1打点。登板はしなかった。