聖光学院が福島西に5回コールド、13－0で快勝した。主将の坂本寅泰中堅手（3年）が3安打2打点とチームをけん引した。公式戦初登板の松本錬投手（3年）は4回3安打9奪三振無失点と好投した。

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聖光学院は1回戦で課題として挙げた「大胆さ」を存分に発揮して5回コールド勝ち。打者が自分のベストボールを積極的に狙い、4回で11安打を集め、13得点をマーク。

先発松本は持ち味の力強い直球とフォークボールで4回を3安打9奪三振の内容で無失点。松本は、「自分のボールに自信が持てるようになってきたので、より安定した投球と投内連係を心掛けていきたいです」と実りある公式戦初登板を振り返った。

打線では坂本寅泰主将（3年）が3安打2打点の活躍でチームに貢献した。1回1死二塁。2ボールから甘く入った直球を右中間に運ぶ適時二塁打が先制打となった。3回は内野安打で出塁し攻撃の起点となり、5回には右翼線へ適時二塁打。勝利への流れをつくった坂本は、「冬を通して、やらなきゃいけないことは全部やってきたという自信があります」と語り、一冬を越えた自身の成長に手応えをつかんだ様子だった。

斎藤智也監督は「レギュラー、ベンチメンバー、ベンチ入りしていないメンバーに力の差はない。しっかりと精査し、（次戦の5月）2日は聖光学院なりのベストメンバーで臨む」と意気込んだ。一戦ごとにチームの一体感を増していく昨夏の王者は、目標に掲げた東北勢初の日本一に1歩ずつ近づいていく。