今秋ドラフト上位候補で自己最速152キロ右腕の市和歌山・小園健太投手(3年)が熊野戦の5回から救援し、5イニングを9奪三振無失点の快投を見せた。8回は剛速球で狙って空振り三振に料理。9回の先頭にツーシームで空を切らせるなど、4者連続三振を奪った。「真っすぐの角度もとても良かった。打者の膝元に決まっている球が多かった」。この日の最速は149キロで平均140キロ台後半の速球で押す姿にうなずいたのは視察した9球団だ。阪神渡辺スカウトが「全体的にセンバツと比べて良くなっている。1つ1つの球の精度が上がっている」と話せば、ロッテ三家スカウトも「強い球が行っていた」と言う。広島鞘師スカウトも「球威もある。しっかり腕を振ってセンバツの時よりいい」と評価した。