夏季県大会9連覇の絶対王者・作新学院は、上三川と栃木の勝者と対戦する。田代健介主将(3年)は「昨秋4強、今春準優勝の悔しい思いを晴らしたい。(夏は)連覇のプレッシャーはあるが、チャレンジャー精神で臨みたい」と静かに闘志を燃やす。昨秋と今春の結果を受けて、「チームには打撃力が足りない」と話す柳田泰雅二塁手(3年)。インハイをさばくため、高めに上げるトスバッティングなど、ピンポイントに実力を上げるための練習を積んできた。

コロナ禍で行われる今夏の大会について田代主将は「自分たちだけではなく、いろいろな方の思いが詰まっていると思う。先輩方の分まで甲子園で校歌を歌うことが目標。勝利が1番の恩返し」と感謝を口にする。「対戦相手どうこうよりも、一戦一戦全力で戦うだけ」と目の前を見据えながら、10連覇を目指す。