夏の甲子園優勝5回を誇るシード校の大阪桐蔭は、7月18日の初戦で大院大高と摂津の勝者と対戦する。

今春のセンバツは1回戦で智弁学園(奈良)に6-8で敗れた。激戦区の夏の大阪を制すには、今秋ドラフト候補で最速150キロ超を誇る松浦慶斗投手(3年)と関戸康介投手(3年)の2枚看板の復調が鍵になる。

19年夏の甲子園を制した履正社は、17日の初戦で市岡と対戦。春の大阪大会は4回戦で興国に敗れたため、ノーシードからの戦い。スラッガー松林克真内野手(3年)と渡辺純太投手(3年)の活躍に期待が集まる。

大阪は全国で唯一シード制を採用してこなかったが、今大会から初めて、春の大阪大会ベスト16を対象に導入された。興国や春の大阪準優勝の近大付など、167チームが夏の頂点を目指す。大会は7月16日に開幕し、順調に日程消化が進めば8月1日に決勝を行う。

▽履正社・多田晃部長 仕上がりはまだまだですが、夏に向けて実戦形式の練習を重ねている。どちらにせよひとつずつ。優勝しないと甲子園には行けないので1戦1戦頑張りたいです。