18年夏8強の国分寺が、13安打8得点で7回コールド勝ちし、1回戦を突破した。

昨秋まで背番号10で、この夏に「1番」を勝ち取った石井康輝投手(3年)が好投をみせた。打線の援護もあり、7回を2安打無失点。秋までは四球から崩れることが多かったが、緊急事態宣言で練習が制限される中、高校時代に捕手としてプレーしていた2つ上の兄と投げ込みの特訓。「変化球の時、腕の振りが遅くなって、コントロールが悪くなってる」と、自分では気付けなかった部分を指摘してもらった。フォームもオーバースローからサイドスロー気味に変更。制球が安定するようになった。

この試合では5つの四球を出し課題は残したが、後続を抑えてホームは踏ませなかった。石井は「夏前に監督から打たれる覚悟を持て、と言われていました。バックを信じて、9人でやっていることを意識しました」と振り返った。