武相が投打がかみ合い初戦を突破した。先発の佐藤明日陽投手(3年)が、コーナーを丁寧に突く投球で7安打4失点完投。打線は1点を追う3回、3番青木稜馬内野手(3年)の打球が敵失を誘い逆転に成功すると、この回一挙5得点を挙げた。7回には竹井颯大内野手(2年)に場外への1発が飛び出し、終わってみれば計9得点。中盤以降は主導権を渡さなかった。

豊田圭史監督(37)は「2回に2点取られている。3回の5点も、エラーがなかったらきつかった」と気を引き締めながらも、「楽しみな選手が多い。(主将の佐藤)明登を中心に、チームバランスが良い」とナインをたたえた。

53年ぶり5度目の甲子園出場を目指し、14日の茅ケ崎戦に臨む。

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