城東が16安打9得点で7回コールド勝ちした。1番の倉田明空外野手(3年)は4安打の固め打ち。初回、初球で三塁打を放ち、次打者の内野ゴロで先制のホームを踏んだ。「僕は(去年の)秋大会に出ていないので、緊張してました。初球で(安打が)出たことで、得点の後は軽くなって、いつも通りにできました」と明かした。守っては、2回に相手の右前に落ちる打球に猛チャージ。ライトゴロに仕留め「練習でもやっています」と胸を張った。

夏の目標を聞かれ「甲子園1勝です!」と即答した。城東は、99、01年と2度、夏の甲子園に出場した「都立の星」だが、いずれも初戦敗退だった。学校の歴史を塗り替える。そのためのスタートを切った。