古豪日大一が延長12回、3時間10分の激戦を制し、4回戦に進出した。

立役者はエースで4番、さらに主将も務める佐藤和輝投手(3年)だ。2-2で迎えた12回2死二塁、佐藤が中前に落とし、決勝の走者を迎え入れた。主砲のこの日は3安打1打点、1盗塁も記録した。

投げては12回を被安打8の2失点で完投。梅雨明け猛暑の中、174球を1人で投げ抜いた。「4番なんで(走者を)返したいと。名前、実力は相手が上だと思った。食らいついていけました」と話した。

エースで4番については「投手に専念したい思いもありましたが、やることで成長できたと思うんで」。1人3役の背番号1が、夏8度の甲子園出場を誇る伝統校を引っ張る。