3季連続で県Vを目指す八戸学院光星は、14安打10得点の猛攻で5回コールド発進した。

口火を切ったのは4番のバットだった。0-0の初回1死一、二塁。久守雄志内野手(3年)の適時打で幸先よく1点を先制。2回にも久守が適時打を放ち、この回打者一巡の猛攻で、4点を追加した。さらに、3回2死一塁から、4連打の集中打で4得点。9-0の5回無死一、三塁では、3番横山永遠外野手(3年)が、この試合3安打目となる右越え適時打で、5回コールド勝ちを決めた。久守は「逆方向への打撃意識を持って、つながる打撃をすることができた」と納得の表情を浮かべた。

投げては先発したエース右腕・森優太(3年)が、3回を1安打無失点の好投。140キロ台前半の直球を軸に、キレのある変化球を織り交ぜながら、毎回の6奪三振もマークした。2番手で登板した2年生右腕、洗平歩人(あると)は1回を2安打無失点、3番手で登板した小室孝平投手(3年)は1回を1安打投球で夏初戦を締めた。

仲井宗基監督(51)は「1戦1戦、最大限の力を発揮していこうと話した。選手はコツコツとやれることをやってくれたと思います」と振り返った。