今春センバツ8強で89年以来4度目の夏甲子園を目指す福岡大大濠は、8ー1の7回コールドで新宮に快勝した。

ドラフト候補で最速140キロ左腕、毛利海大投手(3年)が1-1の4回無死一、二塁のピンチで登板。今夏初登板で、4イニングを1安打無失点と力投。体調不良からの病み上がりで万全ではなかったが、エースの貫禄で要所を締めた。

7回1死二、三塁では自ら7回コールドを決める右越え適時打を放つなど投打に活躍し「緊張の中でのマウンドでしたが(投げられて)安心しました」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

先発予定だった12日の3回戦は体調不良で回避。新型コロナウイルス感染も心配されたが、PCR検査の結果は陰性だった。それでも、微熱を発症した11から13日まで練習できず、14日から再開したばかりだった。この日も、病み上がりを考慮し50球をめどに後半を託される予定だったという。予想外の早い登板だったが、しっかりと勝利に貢献した。