昨夏の甲子園交流試合に出場した加藤学園が、2年連続の聖地を目指して白星発進した。打線の主軸2人の活躍で掛川東に快勝。3番の植田颯斗外野手と、4番の佐野陸斗外野手(ともに3年)が、それぞれ3打点を挙げた。

初回に先制適時打を放った植田は、続く2打席目で高校通算26本目となる2点本塁打を放った。内角の変化球を巧みに引っ張り、左翼スタンドへ。「うまく打てた」とうなずいた。佐野は、5回満塁の好機で走者一掃の適時二塁打。目の前で植田が敬遠されて回ってきた打席だった。「(前の打者の敬遠は)初めての経験。それでも頭を切り替え、冷静になれた」と意地を見せた。

20日の3回戦では島田商と対する。難敵との戦いが続くが、一戦必勝で勝ち進む。