07年から福島大会で負けなしの聖光学院が散発5安打で1点しか奪えず、戦後最長の夏甲子園連続出場記録が「13」で途切れた。

聖光学院 夏の福島大会連勝
聖光学院 夏の福島大会連勝

福島の夏絶対王者が独自大会だった昨夏決勝カードの再戦で、雪辱を許した。打線は光南エース左腕・星勇志(3年)に4回2死まで完全投球に抑え込まれ、8回に追いつくもその裏、5回から登板したエース右腕・谷地亮輔(3年)が2死満塁を招いた。内角直球を走者一掃の3点打にされ、「勝負したので悔いはないけど、チームを負けさせてしまった」と力なく振り返った。

昨夏の県独自大会を含め、夏の福島連勝は「87」でストップ。選手権連続出場の歴代最多に並べなかった。斎藤智也監督(58)は「どこかで途切れるのが記録」と話し、「歴代の中でも良いチームになった。いつ負けても悔いはないと思っていましたが、8月までは一緒に野球をやりたかった。ここまでの頑張りをたたえてやりたい」とねぎらった。

聖光学院対光南 試合に敗れ、涙を流す聖光学院ナイン(撮影・佐藤究)
聖光学院対光南 試合に敗れ、涙を流す聖光学院ナイン(撮影・佐藤究)

◆選手権大会の連続出場 1915~28年和歌山中(和歌山)の14大会連続が最長。聖光学院(福島)は19年まで歴代2位、戦後最長の13大会連続出場を記録しており、今年出場していれば和歌山中に並んだ。3位は11~19年作新学院(栃木)の9大会連続で、史上3校目の10大会連続に挑戦している。

過去15年の夏福島代表と甲子園成績
過去15年の夏福島代表と甲子園成績