巨人坂本勇人内野手の母校(当時光星学院)で、3季連続県優勝を狙った第1シードの八戸学院光星が、第5シードの弘前学院聖愛に6-7で屈し、準々決勝で姿を消した。

八戸学院光星は1回1死一、三塁から4番久守雄志内野手(3年)が左翼芝生席へ先制3ランを放った。2回には2死から2四球と2連打で2点を追加。5-5の同点に追いつかれた直後の5回1死二塁では、5番吉村航成内野手(3年)が中前適時打を放ち、勝ち越した。

それでも、7回1死から2番手で登板した洗平歩人(あると)投手(2年)が同点本塁打を打たれ、試合は振り出しに戻った。8回には3番手横山永遠(とわ)外野手(3年)が2連打を浴びて、逆転を許した。

打線は2回途中から登板した相手エース葛西倖生投手(2年)の前に、6安打1失点に封じ込まれ、3大会連続甲子園出場を逃した。

試合後、仲井宗基監督(51)は「まだまだ力不足で、聖愛さんの方が強かったですね。及ばなかったです。選手たちは秋、春と優勝して夏に向かって、しっかりやってくれた。3年生には次のステージで活躍してほしい」とねぎらった。