プロ注目の打者、星野真生(まお)内野手(3年=主将)擁する豊橋中央が東邦と対戦し8回コールドで敗れた。

主砲がいきなり魅せた。1回表、相手のエース知崎滉平投手(3年)の2球目の直球を完璧に捉え先頭打者本塁打を放ってみせた。「強い打球で仕留めることだけを意識していた。集中していた」と振り返った。

序盤まで1点差の展開が続いていたが、中盤以降、相手の打線がつながり始め、8回コールドで試合終了。星野は「相手が東邦だからという考えは捨てていたつもりだったが、圧を感じた」と悔しさをにじませた。

この夏は初戦に3ラン、3回戦では9回逆転の口火を切る三塁打を放つなど、その能力の高さをみせつけた。「進路はプロ1本」と力強く話す星野。甲子園を目指す戦いは終わったが、その打棒で今年の愛知を席巻する夏になった。

◆星野真生(ほしの・まお)2003年(平15)12月1日、愛知県西尾市生まれ。小学1年から吉良ジュニアクラブで野球を始め、中学では三州ボーイズに所属。豊橋中央では1年春の全三河大会からベンチ入り。高校通算25本塁打。50メートル6秒2。遠投110メートル。目標の選手は東京ヤクルト山田哲人。176センチ、76キロ。右投げ右打ち。