春夏通算5回の甲子園出場を誇る桐光学園が、慶応との強豪対決に敗れ5回戦で姿を消した。

0-1で迎えた3回。3番内囿光人主将(3年)4番寺井雄人外野手(3年)に連続適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。だが、5回に先発渋沢康羽投手(3年)が2点本塁打を浴び再逆転を許すと、意気消沈。6回から救援したエース中嶋太一投手(3年)も流れを変えることはできず、打線も慶応投手陣の前に、最後まで主導権を奪えなかった。

4打席連続出塁も勝利につなげられなかった主将は「キャプテンとして先頭で引っ張らなければいけないのにこの結果で申し訳ない。何かが足りなかった」と涙を拭った。野呂雅之監督(60)は「7回までに同点、逆転と持っていけていたら流れは変わっていた。トーナメントの勝負事ですから一番難しい」と肩を落とした。