<全国高校野球選手権:日本航空5-3新田>◇21日◇2回戦
「四刀流」球児の夏が終わった。新田(愛媛)の主将、古和田は捕手で先発。初回2死一塁で、二盗を狙った一塁走者を刺し「走者が走る雰囲気があった。しっかり捕手としての責任を果たせてうれしかった」と振り返った。直後の2回、先頭打者でチーム初安打となる中前打を打ち、4番の力も見せた。
投手としての出番は6回から。0-4の劣勢で、岡田茂雄監督(45)に「お前が流れを変えてこい」と試合を託された。2人を打ち取り、打席にはここまで2打数2安打の山本竜を迎えた。緩いカーブを外角に決めた後、渾身(こんしん)のストレートで見逃し三振。「あの球が今までで一番良いボールだった。甲子園のマウンドに立てて楽しかった」と胸を張った。
まず正捕手の座をつかみ、チームのキーマンとして投手の重責も担うようになった。聖地でも四刀流で奮闘し「甲子園の舞台で1勝することができたのは、新田の新しい歴史を作れたと思う」とすがすがしい表情で振り返った。今後は捕手に専念。進路は未定だが「一流を目指したい」と力強く話した。【三宅ひろみ】
◆4番兼捕手兼投手 新田の4番古和田大耀が捕手からマウンドへ。同じ試合で4番打者と捕手と投手をこなしたのは20年林正(鴻城中)38年金黄龍(天津商)50年後藤誠一(済々黌)98年久保田智之(滑川)99年竹中慎之介(県岐阜商)に次いで大会6人目。春は14年岸田行倫(報徳学園)ら3人がいる。

