智弁学園(奈良)が明徳義塾(高知)を逆転サヨナラで破り、25年ぶりの4強入りを決めた。近畿勢は第1試合の京都国際、第2試合の智弁和歌山に続き第3試合も勝利。第4試合は近江-神戸国際大付の近畿勢対決で明後日28日の準決勝は史上初の”近畿大会”となる。

4回表にスクイズで先制されたがその裏、4番山下の適時打で1-1同点。9回表にソロ本塁打で勝ち越されたがその裏、無死満塁から4番山下の押し出し死球で同点。5番岡島がサヨナラ適時打を放った。

智弁学園は28日の準決勝で京都国際と対戦する。

明徳義塾は先発の変則左腕・吉村が好投したが9回裏に力尽き、5年ぶりの4強を逃した。

◆智弁アベック4強 智弁和歌山と智弁学園がそろって4強。同じ系列校が複数4強入りした例では、72年春に日大桜丘と日大三の東京勢同士が決勝で対戦し、5-0で日大桜丘が勝利。10年春には日大三が準優勝、大垣日大が4強入りした。なお、智弁和歌山と智弁学園は02年夏3回戦で1度対戦があり、智弁和歌山が7-3で勝っている。