今春センバツに出場した柴田が7回コールドで仙台城南を下し、秋初戦を白星で飾った。

柴田打線が火を噴いた。初回2死から四球を含む、単打5連打で4点を先制。2回には1死一、三塁から6番千葉陸内野手(2年)がスクイズを決めるなど、3点を追加した。3回には打者一巡の猛攻で、さらに3得点。10-2の5回無死三塁では4番菅野結生内野手(2年)が、この試合3安打目となる右前適時打を放ち、リードを広げた。終わってみれば、16安打12得点の大勝劇だった。平塚誠監督(48)は「初回から攻撃がつながってくれた。ストレートに絞って、良い感じで振れていた」と納得の表情を浮かべた。

投げてはエース左腕、日下裕翔(2年)が7回を6安打2失点の好投。キレのある直球に、変化球を織り交ぜながら打たせて取った。指揮官は「低めに丁寧に投げていて自分からは崩れなかった」と振り返った。