09年以来12年ぶりに4強進出していた東洋大姫路が惜敗した。

エース森健人投手(2年)が先発したが、4回無死満塁のピンチを背負い、スクイズと適時打で先制の2点を献上。継投に入ったが、中盤は社の攻撃を止められなかった。9回に1点をかえしたが、及ばなかった。

森は25日の加古川西戦を0封で、2試合連続完封勝利を挙げていた。来年3月で藤田明彦監督(64)の退任が決定。森は「絶対に甲子園に行きたい。監督さんが最後なので一番勝ちたい」と意気込んでいた。

10月2日の3位決定戦に臨んで秋季近畿大会の出場権を狙い、来年3月のセンバツ出場に向けて挑む。今大会中は伝統の堅守を披露するなど、奮闘してきた。

来年4月からは、同校OBで履正社の岡田龍生監督(60)が新監督として招へいされる。強化を引き継ぐ形になるが、この秋も名門の意地を見せるつもりだ。