北海道高野連は5日、第74回秋季高校野球北海道大会を、10日の準決勝(札幌円山)から、学校応援を含む一般客の入場を認める有観客試合とすることを発表した。コロナ禍の影響で、4日の準々決勝まで入場者を部員、保護者、学校関係者に限定してきたが、1日の緊急事態宣言解除後、約1週間が経過し、北海道や、札幌市内の新規感染者が減少傾向にあることから、有観客に切り替えた。

入場者は5000人を上限とする。夏の南北北海道大会は、学校応援を含む5000人までとしていたが、今秋は学校応援の人数は除き、一般入場者だけで5000人を上限とする。観戦者は入場カード記入、検温、マスク着用、声を出した応援の自粛、一定間隔を取っての着席など、感染防止対策への協力が求められ、守れない入場者へは、運営者から退場を指示することもある。

道高野連の横山泰之専務理事(47)は「前半戦はお待ちいただいたが、ここから球場に足を運んでいただき、感染防止対策を取った上で、球児たちのプレーを後押ししていただけたら」と話した。